こんにちは、トモさんです。
今回の釣行は運良く1日に3本のシーバスを釣り上げたので記録に残そうと思います。
普段全然釣れないわたしですが、この日に限っては結構反応が得られたので、釣れた要因を深堀りしていきたいと思います。
本記事の内容
- 今釣行の大まかなプラン
- どんなシチュエーションで釣れたのか?
- 自分が意識したことの考察
今回は前日に雨が降って、その恩恵をしっかり受けることが出来た釣行です。
わたしの地域では、1日に3本もシーバスが釣れるのは珍しいことですので、是非御覧ください。
信頼性
- 6年目のリーマンアングラー
- 毎年青森で二桁シーバスを上げています
- 初心者が釣れるようになるブログを運営しています
今釣行の大まかなプラン
最後にシーバスを釣り上げてから、早くも10日以上が経過しました。
その時の記事はこちら
-
【釣行記】むつ湾シーバス、初のサイレントアサシン129fが活躍!
続きを見る
この日は前日の夜から雨が降り続き、午後にようやく雨が上がった感じ。
この日のプランは、
プラン
- 満潮からの下げ狙い
- 干潮まで攻めてみる
- 雨で流れが強くなるポイントを中心に場所を選ぶ
こんな感じです。
普段、わたしの通うフィールドは流れがほとんどない河川です。
まさに汽水湖と言っても良いような流れ。
しかし、それなりの雨量があると河川にも流れが生じるので河川中心でのプランです。
雨と下げの流れが同調したタイミングに、シーバスの活性が上がるのではないかと予想!
制限時間は約6時間!
どんなシチュエーションで釣れたか?
今回の釣行では2つのフィールドを回りました。
フィールドの特徴はというと、
特徴
- 流れがほとんどない河川
- 雨が降ると激流と化す河川
こんな場所。
今釣行では運良く2つのフィールドでシーバスをあげることができました。
この日の状況としては、
状況
- 昨夜から午前中にかけての雨
- 大潮3日目
- 満潮16:10あたり
- 南東の風2m
- 気温18℃~19℃
こんな感じで、実釣開始は15:30に1つ目のフィールドに入りました。
流れがほとんどない河川
まず1つ目の河川では、満潮1時間前にフィールドに入りました。
増水していたものの、流れはほとんどなく上げの潮で逆流したりもしている状況。
1つ目の河川では、
狙い
- 下げが効きはじめの流れを狙う
- 地形変化を中心に攻める
- 上げで入ってきたシーバスを狙う
セオリーどおりの釣りではありますが、満潮1時間前に入ったのはシーバスが河川に入ってきているかを確認するためと、あわよくば上げの時合をモノにできると考えたから。
フィールドに入ってから17:00までは下げの流れが効かず、ダラダラと川の流れが続きます。
シーバスも上げ潮で入ってきた感じもなく、居着きを狙うことに。
地形はほぼ把握しているため、ブレイクや沈み根を中心に狙っていきます。
流れが効き始めたのは、17:00を回ってからでした。
本日1番の流れが出たため、過去に何回もシーバスを出しているピンポイントを打つことに。
このタイミングで一本を捕ることが出来ました。
この河川は流れがほとんど出ないため、粘っても難しいと判断し次へ移動。
2箇所目、雨が降ると激流と化す河川
2つ目の河川も普段は流れがなく、いまいち反応が薄い河川です。
しかし、雨が降ると激流と化すため、その流れにシーバスがよってきます。
わたしがこの河川に入ったのは17:30過ぎくらい
満潮からの下げ1時間半が経過したあたりです。
この日の河川は、
状況
- 予想通り激流
- 濁りはやや茶色
- 流されるベイトを待ち構えるシーバスを狙う
こんな感じです。
まずポイントに入って感じたのは、激流過ぎる!
普段、流れのない河川なので激流での釣り方に慣れておらず、かなり苦戦を強いられます。
ルアーもあっという間に流されてしまい、引きたいレンジもコースもうまくコントロールできない。
まずはこの状況でどのようにアプローチしていくかが課題でした。
表層からチェックしていき、反応が得られたのはアップからダウンに入って、ルアーの波動が強まるタイミング!
波動が強いナレージに変えてから2投目くらいで1匹目がヒット!
これがパターンかと思い続けるもあとが続かず。
その後、バイトはありますがなかなか乗せることが出来ない。
流れの緩い浅瀬からスネコン130を激流へ流していくとヒット!
この河川では2匹を追加することが出来ました。
今回釣ったシチュエーションはこんな感じです!
それぞれどのように考えてヒットに至ったのか、このあと考察していきます。
自分が意識したことの考察
今回3匹のシーバスに出会うことが出来ましたが、それぞれ意識したことを考察していきたいと思います。
1匹目のシーバスで意識したこと
1匹目のシーバスは、下げが効きはじめ流れが強まったタイミングです。
この時意識したことは、
意識した点
- 過去に居着いているピン
- シンキングミノーを流す
- 濁りがあるのでチャートカラー
こんな感じです。
このピンは過去に何度もシーバスをあげていましたが、今年は不発。
特に地形が変わってしまった今シーズンは、全体的に反応がない。
しかし、雨が降って増水し河川の流れと下げの流れが同調すればチャンスはあるかも。
流れが強まるタイミングを待ち、走り出した時にサイレントアサシン99sをアップクロスへキャスト!
ピンの手前でU字を描くように流し、ターンさせてブルブルと波動が強まったタイミングでヒット!
かなり元気でサイズの割にはよく引いたファイターでした。
サイズは
62cmのスズキサイズ!
コンディションもそこまで悪くはないですが、やや腹が痩せているかも。
やはり餌をたらふく食えているシーバスではないと感じます。
考察
ヒットしたシチュエーションはこんな感じでしたが、自分なりに考察してみます。
まず写真を見ると、やや痩せ型のシーバスで色も黒いため居着きであると考えられます。
また、流したあとのターンでヒットしたことを考えても居付きで間違いない。
ポイントは、ブルブルと波動が強まるタイミングでヒットしたことです。
今までは警戒心が強いと考えていたため、なるべくなら波動を抑えて静かに流していくことを意識してきました。
しかし、今回は波動が強まるタイミングでヒットした。
このことからわかることは、
ポイント
- 大きめのベイトを狙っている
- そもそも餌が少ない
- 競争本能がない
こんなことが考えられます。
今シーズンの河川はほぼ壊滅的で、アングラーもほとんどいません。
それほどシーバスが入ってきていないため、競争本能が働かない。
また例年よりベイトも少なく、餌に困っている。
そのため大きめのベイトを効率よく狙っていると考えられます。
サイレントアサシン99fの波動が強まるタイミングで釣れたのは、このような要因があると考えられます。
2匹目のシーバスで意識したこと
2匹目のシーバスは、激流の中で釣り上げました。
雨の影響から、普段使っているミノーやシンペンではあっという間に流されてしまう流れ。
使用したルアーは、
使用ルアー
- サイレントアサシン99f
- サイレントアサシン99s
- ラックブイゴースト
- ナレージ65
こんな感じ。
普段は起こり得ない激流での攻めは、かなり苦戦を強いられます。
表層を流しながら巻いてくるも、なかなか反応が得られず、レンジを少しずつ刻みます。
アップクロスで流しながら巻いてくるも、バイトもない状態。
どうしたものか。。。
中層からボトムを狙うために、ラックブイゴーストを投入!
すると、クロスからダウンに入る瞬間にバイトがある。
シーバスか、はたまたクロダイなのか、ウグイなのか。
まだ判断はつかないが、バイトが有るのはダウンに入ってからの波動が強まるタイミング。
波動が強く、激流の中でもしっかり引いてこれるナレージ65にルアーチェンジし2投目!
流れに逆らって泳ぐナレージ65にガツンッとヒット!
流れの中で食ってきたため、かなり強烈な引きですが、丁寧にいなしながら無事ネットイン。
サイズは67cmとまずまずなサイズでした。
考察
ヒットしたシチュエーションはこんな感じでしたので、以下に考察していきます。
ポイントは、
ポイント
- アップでは反応がないこと
- バイブで反応が得られた
- 波動が強い方が反応が良好
こんな感じです。
このフィールドは、ベイトが小さくハクがメイン。
大きくてもイナッコクラスです。
また地形変化も乏しいため、やや回遊待ちになることが多いです。
ハクなどは流れに逆らえずあっという間に流されてしまいますが、イナッコだと流れに逆らおうと頑張って泳いでいる可能性が高い。
シーバスからしたら、ハクよりはサイズの大きいイナッコを狙うほうが腹も満たされるし効率が良いように感じる。
つまり、流れてくるハクを待ち構えるよりは、流れに逆らいながら泳ぐイナッコを狙っていたと考えられます。
現に、反応が得られたのはバイブレーションでダウンに入ってから波動が強まるタイミングでしたので、流す釣りよりも波動でアピールした方がシーバスの反応が良かったのではないかと考えられます。
3匹目のシーバスで意識したこと
3匹目のシーバスも2匹目と同じフィールドでしたが、少し立ち位置は変えてます。
河口の先端で、流れが作り出したブレイクを中心に狙っていました。
2匹目と同じパターンなら流れの中をダウンで引き、波動を強めに出すことで反応が得られると考えたからです。
ダウンにキャストを繰り返した攻めで、使用したルアーは
使用ルアー
- サイレントアサシン99fと99s
- サイレントアサシン129fと129s
- ブローウィン125fスリム
- スネコン130
こんな感じです。
流芯の中をダウンで狙い、表層から少しずつレンジを入れていきました。
フローティングミノーではなかなか反応が得られないため、サイレントアサシン99sでレンジを入れるとブレイクでバイトが有りましたが乗らず。
時間だけが過ぎていきます。。
流芯狙いでは反応が出なくなり、波動によってスレも生じてきている感じました。
干潮間際になり、川の流れも少し弱くなってきた感じ。時間がない!
そこで思ったのが、
気づいたこと
- この河川のベイトは小さく遊泳力が弱い
- 流芯の魚はスレてきている
- 反応があるのはブレイクのみ
狙いを絞るなら、ココに焦点を当てるべきだと考えました。
遊泳力が弱いベイトは、流されたあと流芯から逸れて流れの穏やかな浅瀬に逃げ込むはず。
流れの穏やかなエリアと強くなるエリアの境目にブレイクがある。
流芯で反応が得られないなら、流れが生じるブレイク周辺でシーバスは待ち構えているはずだと考えました。
意識したことは、
意識したこと
- 浅瀬から流れが当たるブレイクに入ってくるベイトを演出
- アクションをウォブンロールからS字スラロームへ
- 流れの変化で大きく動きを変えてくれるルアー
これを可能としてくれるルアーが「スネコン130」だと思いました。
流れが緩やかな浅瀬にキャストし、表層を漂わせながら少しずつ流れの当たるブレイクに流していきます。
少しずつ流す位置を変えていくと、約3投目くらいでグンッと重くなるアタリが!
狙い通りのポイントでバイトが出ます!
ラインを引くようにアワセを入れると大きなエラ洗い!
首だけを大きく振るようなエラ洗いに、70センチ以上はあると予想!
主導権を握られないように、丁寧にファイトするとやっとのことよって来ました!
きれいなハーモニカ食いのシーバス!
バッチリ餌だと思ってくてきた証拠です。
サイズは
81センチとなんとかランカーサイズを出すことに成功しました!
考察
ヒットしたシチュエーションはこんな感じです。
簡単に考察すると、ポイントは
ポイント
- 干潮間際でデカイのが反応する時間であった
- 流芯は反応が薄くなっていた
- ベイトは流れが弱いところに避難している
- 反応が出るのはブレイクライン
- ウォブンロールアクションでは反応が出なかった
こんな感じでした。
特に重要となるのが、流れが弱いところでベイトが避難しているということ。
そして、ブレイクで待ち構えているシーバスは、水位が下がりブレイクに流れてくるベイトを待っているということろがとても大事だと感じます。
実際にプロの解説でも、干潮で水位が下がるところでシーバスは待ち構えているということを耳にします!
しかし、自分の中ではそれを再現する機会があまりなく今まで来ていました。
今回は水位が下がるタイミングに、ブレイクで待ち構えるシーバスを捕るにはまたとないチャンス!
その短い時合をモノにするために、流れの中で自然に漂いアクションを変えてくれるスネコン130がいい仕事をしてくれたように思います。
流す釣りは正直得意ではありませんが、スネコン130がシーバスに違和感を与えずヒットに持ち込んでくれたのだと考えています。
まとめ:R3.7.10むつ湾シーバス考察【釣行記】
いかがだったでしょうか?
今回は今シーズンはじめて1日に3本のシーバスをあげることが出来ましたので、記事にした次第です。
今シーズンは個人的な理由と、地元の環境的な要因で1日一本がやっとの釣行が続いていたので嬉しい1日となりました。
今釣行をあらためますと、
ポイント
- 前日の雨で増水と濁りを生んだ
- 流れがかなり強く出ていた
- 流すだけでなく波動を活かすことが重要なタイミングがある
- 水位が下がったときは流すことも重要
- 結局流れはシーバスの活性をあげる
こんな感じでした。
よく耳にするのは、雨のあとの河口はベイトが流されて来るからシーバスが寄ってくると聞きます。
まさにセオリーどおりではありましたが、今まで体験することがなかったのでいい経験です。
雨の恩恵は思ったよりもすごい効果をもたらすと改めて感じることが出来ました。
この経験を活かして、今後の釣行でも流れを気にしながら釣りに行けたらと思います。
今回はこのへんで
またね~